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1991年にハワイで生まれた“ハワイ・リージョナル・キュイジーヌ” 観光地として人気のハワイで、食のムーブメントが始まったのは、 僅か20年前のことでした。 リージョナル・キュイジーヌとは、 世界で修行を積んだハワイのトップシェフ達が世界に通用する料理を作ること。 そしてもう一つ、古代ハワイから伝わってきた“土地の恵みを食べる”という 文化を取り戻すことでした。 “食”からアロハスピリットを伝えるということ。 このムーブメントは、 トップシェフ達のレストランだけではなく、 ロコ達が通うレストランやカフェにも大きな影響を与えました。 “MADE IN HAWAII”にこだわった食材を使用し、 メニューには、その食材が採れた産地を記載したり、 ファーマーズマーケットが色々な場所で開催されるようになりました。 日本でも地産地消の意識が高まってきたことと同じ動きが ハワイでもあるのです。
地球上の中で唯一、 他の大陸から3600km以上離れた場所にあって、 一年中貿易風が吹いて、新鮮な空気が常に流れ、 あたたかい太陽の光が降り注ぎ、 年間降水量も世界で上位を争うほど豊かな水があり、 火山の噴火によって作られた新しい大地という恵まれた島。 ハワイで出会う生き生きとした植物の美しさや香り、 その大きさに感動したことがある方も多いと思いますが、 そんな素晴らしい環境の中で育てられる食材。 そして、そんな環境で作られた食品。 その魅力はまだ意外と日本で知られていません。
ハワイには、ハワイ産の食材を守り続けている 歴史のある食品製造会社や、“ハワイ産”をキーワードに新たな食品を開発する会社、 ハワイの大地の味を伝え続けるベテランファーマーに、 持続可能なエネルギーで畑を営むファーマー等々 本当にいろいろな人がMADE IN HAWAIIの食材・食品を支えています。 観光業がメインであるハワイでは、人件費も、物価も、地価も高く、 さらに、他の大陸と離れていることから輸送コストも高く、 食品製造業や農業にとっては、様々な工夫をしなければ 「継続することが難しい」というのが現状で、 食品製造業では、原料や加工場所を見直したり、 それぞれが精一杯の努力を重ねています。 しかしその努力を続けていても、物理的に厳しい状態が見えてきているのも事実です。 そんな困難な問題を乗り越えて、 美味しくて、誰もがHAPPYになってもらえる 食材を育てたい。食品を作りたい。 ハワイの農業や食品製造業に携わる人達の想いです。
こういった現状に加え、 新しい商品のアイデアはあっても 現状の設備では開発できなかったり、 設備を購入するまでには至らなかったり・・・と、 ハワイで何か新しいものを作ることには限界があります。 が、しかし、 ハワイには素晴らしい食材があり、 その食材の使い方を知っている人がいます。 ハワイの方に協力して頂き、日本でそのアイデアを形にしよう! 日本の食品加工技術や食品衛生基準は世界でもトップレベル。 私たちは、日本の技術を生かして、ハワイから輸入した原材料やアイデアを 日本国内で形に仕上げ、ハワイの製造業や一次産業に還元する仕組み作りを行っています。 また、ハワイの食文化を伝えられるハワイアンレストランで提供されるメニューに、ハワイ産食材を使用すること。 日本で元々親しまれている食品にクオリティの高いハワイ産食材を使用することも行っています。 ハワイで継続してものづくりできる環境をつくること。 ハワイの自然や大地が守られる環境をつくること。 これが、私達の目指すところです。
ハワイで触れる自然や人からいつも大きなパワーを頂き、日本へ帰ってくると心がとても癒されていることを感じます。 そんなハワイへ感謝の気持ちを込めて、日本にいる日常の中に、“本当のハワイ”を取り入れ、 その環境が守られるような取り組みを行いませんか? Made in Hawaii FoodとMade with Hawaii Foodで繋がる日本とハワイ。 生産者もHAPPYに、食べる人もHAPPYになりますように。 そして、ハワイがいつまでも、 ALOHAに溢れた自然と人が生きる島でありますように。 そう願っています。 ― ALOHA For HAWAII